「『神宿る島 』宗像・沖ノ島と関連遺産群」世界遺産登録決定

本年5月5日、宗像市の「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」について、世界遺産委員会の諮問機関であるICOMOS(イコモス)より、世界遺産一覧表への「記載が適当」との勧告がなされました。

しかし、推薦資産のうち「宗像大社沖津宮遙拝所、宗像大社中津宮、宗像大社辺津宮、新原・奴山古墳群」を除外したものとなっており、全ての推薦資産についての理解を得られませんでした。

私たちは全ての推薦資産を含んだ一括登録に向けて、麻生 太郎 財務大臣への要望活動をはじめ、皆様方と共に活動を続けてきました。

この度、これまでの活動が実を結び、本日全ての推薦資産を含む「『神宿る島 』宗像・沖ノ島と関連遺産群」の世界遺産一覧表への登録が決定されました。

※写真は、本年5月19日に行った麻生 財務大臣への要望活動の様子
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本資産は、1500年の長きにわたり、古代から現在まで宗像の人々に守りつがれてきた、8つの構成資産

1.沖ノ島(宗像大社沖津宮)
2.小屋島
3.御門柱
4.天狗岩
5.宗像大社沖津宮遥拝所所
6.宗像大社中津宮
7.宗像大社辺津宮
8.新原、奴山古墳群

が文化的・歴史的に結びついた一体のものです。

今回の登録で本資産を理解するには8つのすべての構成資産が必要であると認められました。

これからは、この貴重な世界遺産を責任をもって次の世代に引き継いでいくことが、我々の使命であります。