第192回国会 会期末 ~財政金融委員会・ODA特別委員会・本会議~

本年9月26日に召集された第192回国会(臨時会)は、会期を14日間延長し本日会期末を迎えました。

私は、10:00から開会される財政金融委員会に出席致しました。
本日の委員会では会期末手続きそして継続審査の手続きが行われました。

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委員会は、各議院の議決により特に付託された案件については閉会中も審査することができ、閉会中審査した議案等は後会に継続することとされています。
このように、閉会中に審査することを継続審査といいます。
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財政金融委員会の散会後、ODA(政府開発援助等に関する)特別委員会が開かれました。
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その後、11:30から本会議が開会されました。

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本日の本会議では冒頭に野党から議長の不信任決議案が提出されましたが反対多数で否決されました。
続いて、
公的年金制度の持続可能性の向上を図るための国民年金法等の一部を改正する法律案(通称 国民年金法案)の採決が記名投票で行われ賛成多数で可決されました。

その後、本会議は休憩となりましたが、18時から再開。
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特定複合観光施設区域の整備の推進に関する法律案(通称 IR法案)について採決が行われ賛成多数で可決されました。
その後、会期末処理が行われ、参議院の全日程は終了しました。

注:なお、深夜の衆議院本会議において、会期は15日から17日まで再延長されました。

※継続審査とは
 「会期不継続の原則」の例外として、委員会は、各議院の議決により特に付託された案件については閉会中も審査することができ(国会法第47条第2項)、閉会中審査した議案及び懲罰事犯の件(以下「議案等」という。)は後会に継続することとされています(国会法第68条ただし書)。このように、閉会中に審査することを継続審査※といいます。この継続審査の対象には、議案等に限らず国政調査事件も含まれますが、このうち、後会に継続するのは、議案等だけです(国会法第68条ただし書)。ただし、議案であっても、予算については、衆議院の先議権(憲法第60条)との関係から、参議院では継続審査に付することはできないと解されています。