参議院本会議

【 9月17日(木) 】

参議院我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会(第21回)において、
「我が国及び国際社会の平和及び安全の確保に資するための自衛隊法等の一部を改正する法律案(閣法第72号)(衆議院送付)」「国際平和共同対処事態に際して我が国が実施する諸外国の軍隊等に対する協力支援活動等に関する法律案(閣法第73号)(衆議院送付)」
両案が可決されました。なお、両案について附帯決議を行いました。

衆議院で116時間行われた審議に対し、参議院においてもこれまで100時間を超える審議の時間が持たれました。また質疑においては、6割の時間を野党各党に配し、安倍総理大臣に対する質疑時間も衆議院での45時間に対し、参議院では49時間の質疑時間を確保しました。

本法案は委員会での充分な審議、採決を経て、本会議への上程の時を迎えましたが、野党による5件の解任決議案、問責決議案、不信任決議案が提出され、国会は紛糾しました。

(本会議開会前の自由民主党議員総会)

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 20:11本会議開会。

中川 雅治 議院運営委員長解任決議案が提出され、議題となりました。発議者による趣旨説明が行われ、討論の後、記名採決が行われ、同案は賛成89、反対147にて否決となりました。

21:26本会議休憩。

23:01本会議再開。
本会議は、00:00を過ぎる際、「延会手続き」が必要となります。ここで、本会議は「延会」となり、日が変わった、明18日(金)00:11に改めて開かれることとなりました。

23:02本会議延会。

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【 9月18日(金)】

00:11本会議開会。
改めて開かれた本会議において、中谷 元 防衛大臣の問責決議案が議題となりました。
本決議案の議事における趣旨説明、討論その他の発言時間は一人10分に制限することの動議が提出され、記名投票の結果、 賛成140、反対88にて可決されました。

次いで、問責決議案は、発議者からの趣旨説明を聴取した後、討論を行い、記名投票をもって採決の結果、賛成89、反対143にて否決されました。

02:03本会議休憩。

10:01本会議再開。
次に野党は、山崎 正昭 参議院議長に対し、不信任決議案を提出しました。

本決議案の議事における趣旨説明、討論その他の発言時間は一人10分に制限することの動議が提出され、記名投票をもって採決の結果、賛成148、反対75にて可決されました。

次いで、不信任決議案の発議者による趣旨説明、討論が行われ、記名投票により採決の結果、賛成76、反対148にて同案は否決されました。

11:24本会議休憩。

13:01本会議再開。
午後再開された本会議では、安倍 晋三 内閣総理大臣問責決議案が提出されました。

本決議案の議事における趣旨説明、討論その他の発言時間を一人10分に制限することの動議を、記名投票をもって採決の結果、賛成142、反対87にて可決しました。

次いで、問責決議案の趣旨説明、討論を行った後、記名投票をもって採決の結果、賛成89、反対144にて、同決議案は否決されました。

14:43本会議休憩。
次に野党は衆議院に対し、内閣不信任案を提出しました。同案が衆議院で否決された後、参議院本会議が再開されることとなりました。

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20:31本会議再開。
議題は、「我が国及び国際社会の平和及び安全の確保に資するための自衛隊法等の一部を改正する法律案(内閣提出、衆議院送付)」及び、「国際平和共同対処事態に際して我が国が実施する諸外国の軍隊等に対する協力支援活動等に関する法律案(内閣提出、衆議院送付)」に加え、鴻池 祥肇 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員長の解任決議案となりました。

本決議案の議事における発言時間は趣旨説明については25分、討論その他については一人15分に制限することの動議が提出され、記名投票をもって採決の結果、賛成145、反対90にて可決されました。

次いで、解任決議案について発議者による趣旨説明、討論の後、記名投票をもって採決の結果、賛成89、反対148にて同案は否決されました。

23:03本会議延会。

【 9月19日(土) 】

0:11本会議開会。
延会手続きを経た0:11、「我が国及び国際社会の平和及び安全の確保に資するための自衛隊法等の一部を改正する法律案(内閣提出、衆議院送付)」、「国際平和共同対処事態に際して我が国が実施する諸外国の軍隊等に対する協力支援活動等に関する法律案(内閣提出、衆議院送付)」について、鴻池 祥肇委員長より、委員会審査の経過及び結果について報告が行われました。

両案に対する討論その他の発言時間は一人15分に制限することの動議が提出され、記名投票をもって採決の結果、賛成145、反対93にて動議は可決されました。

平和安全法制に関する両案は、討論の後、参議院規則第138条に基づく要求により、記名投票をもって採決の結果、賛成148、反対90にて可決されました。

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02:18本会議散会。

日本を取り巻く安全保障環境が大きく変化する中、本法案は、我が国の抑止力を強化し、国民の皆様の命と日本の平和と安全を守るためのものです。

自由民主党はこれからも、本法案の必要性をご理解頂くよう説明責任を果たして参ります。