予算省議・政務二役茶話会

予算省議へ出席しました。
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この省議は、予算に関して、財務省原案の作成の中で、概算要求に必要な調整を反映させたものを、概算査定案としてまとめ、これを財務省において省議決定し、閣議に提出するために行うものです。
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その後、政務二役茶話会が行われました。
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予算・決算業務は、下記(1)~(3)に示す「予算作成業務」、「予算執行業務」、「決算作成業務」の3つの業務に分類されます。
◆ 予算・決算業務を構成する3つの業務 ◆
<予算作成業務>
(1) 歳入歳出予算等について各省各庁の概算要求から財務省主計局における査定・内示を経て予算の政府案が決定されるまでの情報の管理業務と予算等を作成し国会へ提出する業務(予算作成業務)

<予算執行業務>
(2) 国会での審議を経て予算が成立し内閣から各省各庁の長に予算が配賦された後、各省各庁がその配賦された予算に基づき予算の執行管理を行い、その執行結果である歳入歳出の決算報告書等を作成する業務(予算執行業務)

<決算作成業務>
(3) 財務省主計局において、各省各庁より提出を受けた歳入歳出の決算報告書等に基づき歳入歳出決算等を作成し、会計検査院の検査を経て国会へ提出する業務(決算作成業務)

◆ 予算作成業務 ◆
当初予算とは、会計年度における一切の収支を見積った当初の基本的な予算です。
当初予算作成の一連の作業を列挙すると次のようになります。

(1)概算要求基準の設定
各省各庁の概算要求に先立ち、閣議了解の形で概算要求基準が設けられ、各省各庁の長は、その範囲内で財務大臣に対し概算要求を行います。

(2)概算要求の受理
各省各庁の長は、概算要求基準の範囲内で財務大臣に対し、概算要求を行い、財務大臣は概算要求額を取りまとめの上、閣議に報告します。

(3)査定案の作成
各省各庁から、要求についての詳細な説明を聴取し、各省各庁の長より提出された概算要求を詳細に検討し、必要な調整を行います。

(4)財務省原案の作成
概算要求に必要な調整を反映させたものを、概算査定案としてまとめます。
これを財務省において省議決定し、閣議に提出し、各省各庁の長に内示します。

(5)政府案の作成
各省各庁の長は、内示された財務省原案を検討し、必要に応じ財務大臣に対し復活要求を行い、財務大臣(主計局)は各省各庁の長と折衝を重ね結論を出します。
一連の復活折衝を終えた最終案を財務大臣から閣議に提出して説明し、閣議の決定を経ます。

(6)予算等の作成
各省各庁の長は閣議決定された概算の範囲内で、予定経費要求書等を作成し財務大臣に送付します。
財務大臣は歳入予算明細書を作成後、歳入予算明細書及び予定経費要求書等に基づいて予算を作成します。

(7)予算等の国会提出
作成した予算は、閣議の決定を経て、予定経費要求書等の予算参考書類とともに国会に提出します。

予算等の内容は財務省のホームページに掲載されます。