【平成30年2月19日】宮城県視察 1日目

先日19、20日との二日間にわたり、宮城県視察に行って参りました。

今回の視察は、議院運営委員会理事として国立国会図書館東日本大震災アーカイブ「ひなぎく」関連施設の活動状況、また宮城県における東日本大震災からの復旧・復興状況等に関する実情調査が目的です。

2月19日、私たちは東京駅から新幹線で仙台駅へ向かいました。

はじめに訪れたのは、大震災の震災遺構となった仙台市荒浜小学校。

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窓辺の柵には当時の津波の衝撃を思い語る傷が残っています。

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体育館の時計は災害時の時間で止まっています。

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2011年3月11日に発生した東日本大震災において、児童や教職員、地域住民ら320人が避難し、校舎には2階まで津波が押し寄せたそうです。
被災した校舎のありのままの姿と被災直後の写真展示等により、来館者に津波の威力や脅威を実感して、防災・減災の意識を高める場とすることを目的に、震災遺構として公開をはじめました。

校内を視察し、当時の様子や現在の運営について、職員の方からご説明を受けました。

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続いて中野五丁目津波避難タワーに向かいました。

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津波発生時の避難場所として活躍するこのタワーには、災害時には約300人を収容することができ、車いすでも上がれるスロープも設置されています。

防風、防寒対策や無線による外部との通信手段も確立しており、救助までの間も生活できるよう設備が整っています。

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その後、私たちは中野五丁目津波避難タワーから宮城県図書館に向かいます。

宮城県図書館は平成10年2月に完成し、現在は117万冊以上の蔵書数を誇ります。

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展示資料を見学しながら館内を回ります。

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今回の目的の一つには、国立国会図書館東日本大震災アーカイブ「ひなぎく」関連施設の活動状況調査があります。

「ひなぎく」とは平成23年3月11日に発生した東日本大震災の資料をデジタルデータで記録している、デジタルアーカイブです。
東日本大震災に関するデジタルデータを一元的に検索・活用できるポータルサイトとして、平成25年3月7日(木)に公開を始めました。

震災時の図書館の様子と震災関連資料のデジタル化、デジタル化した資料の活用方法についてご説明頂きました。

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来館を記念し、皆様と記念写真を撮らせて頂きました。

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この日の視察日程は、ここで終了となります。

翌日20日は、南三陸町役場や南三陸さんさん商店街などを視察致しました。随時掲載致しますので、是非ご覧下さい。

最後に、仙台市荒浜小学校の屋上から見た現在の様子です。

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