4月に開校となる宮若市立光陵小学校の完成記念式典に出席しました。
少子化が進み、ICT教育の普及や国際理解教育など子どもたちを取り巻く教育環境についても大きく変化しています。
光陵小学校は児童数の減少が進む宮田東小学校並びに宮田小学校の児童の教育環境をより良いものへ整備するため両校を再編し、児童数の適正化や学習環境の整備を目的に新たなスタートを切られます。
また、同敷地内には、施設・設備ともに老朽化の進む宮若市学校給食共同調理場や、地域の子育て支援の拠点として親子の交流の場や一時預かりなどの事業を行う子育て支援センター機能を併設する学童保育施設も整備されました。
宮若市 塩川 秀敏市長のご挨拶の様子。
私からも祝辞を述べさせていただきました。
AIなどのテクノロジーが日進月歩で発展し、時代は私たちが小学生だった頃から大きく変わりました。
2015年に発表された英国のオックスフォード大学と野村総合研究所の共同研究によると、将来的には日本人の働き手が行っている仕事のうちおよそ半数が人工知能等に代替されると発表されました。
しかし人間の歴史は技術革新の連続で、その時代に合った仕事が必ず生まれます。
テクノロジーが発達して社会が変わっても、子供たちがしっかり学び、心身を鍛え、たくさん友達を作るといった学校生活は変わりません。
そのうえで、新しい世の中に順応することが子供たちに求められていますし、持てる力を十分に発揮できる学びの場にする責務が私たち大人には求められています。
国際的に著名なケイティ・ミルクマンという米国の行動経済学者が、「フレッシュ・スタート」という概念を提唱しています。
新しい変わり目に、人間は大きく成長できることを示しています。
変化が著しい世の中ではありますが、この新しい学び舎で子供たち一人ひとりが満足のいくフレッシュ・スタートを切れることを祈念いたします。
式典後、新校舎の内覧を致しました。
新校舎の完成、誠におめでとうございます。