「宗像・沖ノ島と関連遺産群」世界遺産登録に向けて

去る5日、宗像市の「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」について、世界遺産委員会の諮問機関であるICOMOS(イコモス)より、世界遺産一覧表への「記載が適当」との勧告がなされました。

財務大臣政務官当時より、

小川 洋 県知事、加地 邦雄 県議会議長(当時)、谷井 博美 宗像市長、小山 達生 福津市長(当時)、石原 進 福岡経済同友会代表幹事(当時)をはじめとした皆様からなる「宗像・沖ノ島と関連遺産群 世界遺産推進会議」からのご要望を受け、登録へ向けて取り組んできました。

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(財務省 大臣政務官室にて)

「宗像・沖ノ島と関連遺産群」は、4世紀後半から9世紀末に至る約500年間に及ぶ祭祀遺跡があり、その多くが良好な状態で残っています。
特に、中核となる沖ノ島で発見された8万点に及ぶ神への奉献品は、全て国宝に指定され、「海の正倉院」と呼ばれており、これにより古代祭祀の変遷が明らかとなり、その信仰は現在にまで継承されています。

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しかしながら、今回の勧告は、推薦資産のうち、「宗像大社沖津宮遙拝所、宗像大社中津宮、宗像大社辺津宮、新原・奴山古墳群」を除外したものとなっており、全ての推薦資産についての理解を得られなかったことは、誠に残念です。

今後も推薦していた内容の資産ができるだけ認められるよう、地元、県とともに取り組んで参りたいと思います。