今国会も引き続きODA（政府開発援助等）に関する特別委員会委員を拝命し、本日は参考人を招致しての委員会が開会されました。 

本年 2014年は、日本がODAを開始して60周年にあたります。

この間、日本は169ヶ国に対する支援を行い、世界における主要な援助国の一つとして、多くの開発途上国の開発と成長、国づくり、人づくりを支えてきました。

この60年の歴史の中で、日本が途上国に対して地道に行ってきた支援は、日本とこれら諸国との関係の強化や、これらの国々の国民の皆様からの日本に対する信頼の強化につながっていると考えます。

日本が支援を通じて世界の、とりわけアジア地域の発展と安定に貢献してきたことは、平和で安定した国際環境という、日本の発展にとって必要な条件を作り出すうえでも大いに役立ってきたと考えます。

ODAは、日本外交における重要なツールの一つであり、引き続き、我が国にとって好ましい国際環境を構築するため、その戦略的・効果的実施を検討していかなければなりません。