政策集団・為公会例会

冒頭、麻生太郎会長より挨拶。今後の国会で取り組むべき課題についてお話がありました。
【要 旨】
きのうで大震災から2ヵ月が経過した。まだ多くの被災者が大変不自由な生活をしておられる。
このことに関して、我々は政治として、更なる努力をしていなければならない。早く、地域が復旧、
復興、そして更には、そこへの投資が起きていく方向にもっていかなければならない。

その為に、やれなければならないことが、政治にはある。復興に関する基本法。これは当然のこ
とだ。そして、歳入を確保する為の特例公債法、それとともに2次補正予算。こういったものは1日
も早く審議入りすべきだ。

自由民主党としては、基本法にしても、2次補正予算にしても、きちんとした対案を準備している
しかし、今の政府・民主党を見ていると、2次補正予算の編成審議を行わないまま、来月22日の
今国会会期末をもって、そのまま閉じようとしているのではないか。
復興構想会議の提言を待っているのか、財務省の都合なのか知らないが、“政治主導”はどこへ
行ったのか。

こういう時こそ、政治主導で、政治が責任を持って、物事を進めていかなければならない。それを
やらないのなら、それこそ“政治空白”である。「政治空白を作ってはいけない」というが、今の状況が
“政治空白”ということになるのではないか。首相の指導力は極めて大きな要素であって、そういった
意味では、我々は手をこまねいているわけにはいかない。政府の無作為に対して、多くの国民が
不満に感じるなら、我々はその声を代弁して、1日にも早く日本が復興、その先の投資へと進めて
いける体制に作り変えていくことが、当然の責務である。国会は会期末に向け緊迫していくことに
なるが、参議院・衆議院共に、皆様方の努力を期待したい。