厚生労働委員会

 

本日は10:00から厚生労働委員会が開会されました。

先ず、「高年齢者等の雇用の安定等に関する法律の一部改正案」について趣旨説明、修正説明が行われ、質疑、討論、採決の運びなりました。

その後、「カネミ油症患者に関する施策の総合的な推進に関する法律案」について趣旨説明、採決が行われました。その際、各派共同提案による附帯決議案について私が代表し朗読をいたしました。

【 カネミ油症患者に関する施策の総合的な推進に関する法律案に対する附帯決議(案) 】

政府は、本法の施行及び今後の施策の実施に当たり、カネミ油症患者の要望及び意見に配慮しつつ、次の事項について遺漏なきを期すべきである。

1、原因事業者であるカネミ倉庫への支援が、カネミ油症患者の生活の質の維持向上に資するものとなるよう、カネミ倉庫の事業の実施状況等を十分に把握し、必要な指導を行うこと。

2、健康実態調査及び健康調査支援金については、必要な予算を確保するとともに、調査の実施に当たっては、高齢の患者等の負担の軽減に配慮すること。

3、診断基準の見直しに当たっては、事件当時の同居家族で健康被害を受けた者が、家族内で認定結果が分かれることのないよう、診断基準を拡大する方向で速やかに結論をとりまとめるよう、油症治療研究班に要請すること。

4、本法に基づく施策が、その基本理念に沿って、適切に実施されていることを検証するため、関係省庁、原因事業者であるカネミ倉庫、被害者の三者による定期的な協議の場を設けること。

5、カネミ油症患者に関する施策が総合的に推進されるよう、厚生労働省、農林水産省その他関係省庁による定期的な協議の場を設けること。

右決議する。

その後、「社会保障及び労働問題等に関する調査」の草案趣旨説明、委員会提出の決定が行われました。