【平成30年2月20日】宮城県視察2日目

2月19、20日との二日間にわたり、宮城県視察に行って参りました。

今回の視察は議院運営委員会理事として、国立国会図書館東日本大震災アーカイブ「ひなぎく」関連施設の活動状況、また宮城県における東日本大震災からの復旧・復興状況等に関する実情調査が目的です。

二日目の視察は南三陸町役場から始まりました。

町役場には南三陸町民憲章が掲げられています。

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南三陸町 佐藤 仁 町長と最知 明広 副町長から、町の様子や震災からの復興状況をご説明頂き、意見交換を致しました。

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続いて、町の商店街を視察致しました。

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南三陸さんさん商店街は「サンサンと輝く太陽のように、笑顔とパワーに満ちた南三陸の商店街にしたい」というコンセプトのもと、平成24年に仮設商店街としてオープンされました。

現在は、昨年3月3日(サンサン)に本設オープンされ、計28店舗が営業されています。

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私たちはさんさん商店街で昼食をとり、石巻南浜地区・門脇地区に向かいます。

石巻南浜津波復興祈念公園建設予定地で献花台に花をお供えし、追悼の祈りを捧げました。

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その後、東日本大震災メモリアル 南浜つなぐ館を訪れました。

館内には、震災前の街の復元模型や震災直後の様子が見られるVRグラス、復興祈念公園の計画案等を展示しています。

展示に関連し、かつての暮らしの記憶を収集する「つなぐ記憶プロジェクト」や、大震災当日の避難状況を聞き取る「あの時プロジェクト」といった、記録・可視化のプロジェクトも進められているほか、毎月第2土曜日の午後、公開にて「語り部の会」を開催しているとのことです。

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続いての視察先は「いしのまき元気いちば」です。

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昨年6月30日にオープンしたこの市場は、石巻市、食品加工関連16社、地元料理店4店、 地元企業8社他が集まり、鮮魚・農産品などの地元の名産、震災復興応援地域の特産品などの販売を行っています。

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市場周辺は現在も復興に向け工事が進められています。

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川の向こうに見える建物は、仮面ライダーで知られる石ノ森章太郎 先生の「石ノ森萬画館」。この美術館も津波により一階部分が水没されたそうです。

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私たちは、最後に「石巻市信新蛇田地区」を視察しました。

東日本大震災の防災集団移転地としては石巻市で最大となる地区で、平成28年の「都市景観の日実行委員会」が主催する都市景観大賞の都市空間部門では、特別賞を受賞されました。

工事が進むにつれて地域住民も増え、今後も復興への望みと希望を持ったまちづくりが行われていきます。

今回の視察の全行程が終了し、私たちは仙台駅に向かいました。

あの大震災からもうすぐ7年が過ぎようとしています。

かつての状況からここまでの復興の道のりは並大抵のことではなかったと思います。福岡県も昨年の豪雨災害で受けた傷跡がまだ癒えていません。

大震災の教訓を風化させることなく、被災者の皆様に寄り添いながら、スピード感を持って復興を進め、被災地に再び笑顔とにぎわいを取り戻すことが重要です。

最後に石巻南浜津波復興祈念公園建設予定地の頑張ろう石巻看板です。

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