臨時国会会期末

本日、安倍 晋三 内閣総理大臣、菅 義偉 官房長官が、参議院自民党国対へご挨拶にみえました。

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臨時国会会期末にあたり、12月4日(水)からの参議院審議は紛糾いたしました。

【 12月4日(水)】
13:22参議院本会議開会。

外交防衛委員会からの議了案件について、野党の要求により記名採決が行われました。その後、政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会からの議了案件について、委員長からの報告が行われ、暫時休憩となりました。

21:10本会議再開。
休憩前の議了案件について、こちらも記名採決が行われました。その後、私が発議者となりました厚生労働委員会の「中国残留邦人等の円滑な帰国の促進及び永住帰国後の自立の支援に関する法律の一部改正案」、「がん登録等の推進に関する法律案」の両案、文部科学委員会及び災害対策委員会の議了案件が押しボタン式投票により無事可決いたしました。
消費者問題特別委員会、経済産業委員会からの案件については、こちらも野党要求通り、記名採決となりました。

本会議は、24:00を過ぎる際、「延会手続き」が必要となります。ここで、本会議は「延会」となり、日が変わった、明5日(木)00:10本会議は改めて開かれることとなりました。

【 12月5日(木)】
00:11本会議開会。
法務委員会からの議了案件採決の後、我が党、岩城光英 議院運営委員長に対する解任決議案が野党から提出され、記名採決の結果、否決されました。これに対し、我が党は、これまでの委員会運営に対し、真摯な取り組みが認められなかったとして、内閣委員長及び経済産業委員長の解任決議案を提出、記名採決の結果、両解任決議案は可決されました。

解任された内閣、経済産業委員長の選挙の投票準備のため、02:39休憩となりました。

03:16本会議再開。
両常任委員長選挙にて内閣委員長に山東昭子先生 、経済産業委員長に北川イッセイ先生が当選し、3:54本会議は再度休憩となりました。

21:21本会議再開。
総務委員会からの議了案件採決後、私が過日質問を行いました厚生労働委員会の「持続可能な社会保障制度の確立を図るための改革の推進に関する法律案」及び「薬事法及び薬剤師法の一部改正案」が上程されました。
ここで、野党から我が党、石井みどり 厚生労働委員長に対し、解任決議案が提出されましたが、記名採決の結果、否決となりました。
その後、厚生労働委員会の両案は、無事可決され、文部科学委員会、農林水産委員会からの議了案件も可決されました。

次に「特定秘密の保護に関する法律案」が上程され、22:39本会議は「延会」となりました。

【 12月6日(金)】
15:16本会議開会。
野党から、森まさこ 国務大臣に対する問責決議案が提出され、記名投票の結果、同案は否決され、16:10本会議は休憩となりました。

21:01本会議再開。
「特定秘密の保護に関する法律案」が上程されました。この時点で、再度野党から、我が党、中川雅治 国家安全保障に関する特別委員長に対し問責決議案が提出されましたが、記名採決の結果、否決され、同法は委員長から審査の経過及び結果の報告、討論を行った結果、記名投票をもって可決いたしました。

その後、経済産業委員会からの議了案件が上程された23:24、本会議は延会となりました。

12月6日(金)を会期末としていた臨時国会は、2日間の延長を余儀なくされ、12月8日(日)までの会期となりました。

【 12月7日(土)】
00:11本会議開会。
経済産業委員会及び内閣委員会の議了案件が採決され、その後、「中国による防空識別圏設定に抗議し撤回を求める決議案」が全会一致をもって可決されました。

その後、会期末の手続きとして請願の審査、委員会及び調査会の審査及び調査を閉会中も継続する件が全会一致をもって決し、参議院事務総長の辞任及び選挙が行われ、00:34本会議は散会となりました。

「特定秘密保護法案」が参議院で可決され、成立するまでの4日間を振り返りましたが、この法案は、我が国の安全保障に関する情報のうち特に秘匿することが必要であるものの保護に関し、必要な事項を定めるもので、特定秘密の漏えいを防止し、国と国民の安全を確保することを目的としています。

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現在世界においては、情報漏えいに関する脅威が高まり、また外国との情報共有は情報が各国において保全されることを前提に行われているため、秘密保全に関する法制を整備することは喫緊の課題です。
また、新たに設置される予定の国家安全保障会議の審議をより効果的に行うためにも、秘密保全に関する法制が整備されていることが重要です。
本法案が施行されることで、万が一、在アルジェリア邦人に対するテロ事件のような事件が将来発生した場合に、外国の関係機関等から我が国に対し、秘匿度の高い情報がより適切な形でより迅速に提供されることとなります。

今後、この法案が施行されるまでの間、多くの方々のご理解をさらに得るような努力をしていかなければならないと思っています。