本日は、財務省の所掌する東京税関-羽田税関支署、東京税関本関ならびに青海コンテナ検査センターを視察致しました。
四方が海に面している我が国には港や空港がたくさんありますが、外国貿易を目的とする船舶や航空機が自由に出入りできる港や空港は法令に基づき指定されており、これを開港及び税関空港と呼んでいます。
平成21年8月20日現在、全国に119の開港と28の税関空港が指定されており、それぞれに税関の支署や出張所などが置かれています。
東京税関の管轄区域は、東京都、埼玉県、群馬県、山梨県、新潟県及び山形県の1都5県と成田空港及び市川市(一部)を含んだ千葉県の一部に及んでいます。
東京税関の管轄内には、6つの開港(京浜、新潟、柏崎、直江津、姫川、酒田)と3つの税関空港(成田、羽田、新潟)があり、約2,700名の職員の皆さんが、これらの開港や空港などで輸出入貨物や旅客手荷物の通関業務及び密輸の取締りを行っています。
【 羽田税関支署 入国検査場 】旅具検査状況、麻薬探知犬による検査状況を視察
【 青海コンテナ検査センター 】 大型X線検査状況等を視察
税関の現場で働く皆様の努力により、適正かつ公平な関税等の徴収と薬物や銃器などの社会の安全安心を脅かす物品等の密輸出入の水際での取締りが行われています。
また、貿易の秩序維持と健全な発展を目指すには、適正な通関を確保しながらも、簡便な手続きと円滑な処理を実現することが重要であり、税関では、手続やシステム運用等の改善を行うなどして、利用者の利便性の向上を通じた貿易の円滑化の取組みにも積極的に取り組んでいます。